2025年6月10日火曜日

暑くて食欲がないとき



梅雨は紫陽花の美しい季節ですね。
でもその後には暑い夏がやって来ます。
すると食欲が低下して夏バテされる方がちらほら。
この時期に透析室でお聞きする声に
「そんなに食べてないのに体重が増える。だから朝食を抜いて来た。」
「暑くて食べたくない。1食くらい抜いてもいい。」
「暑くて料理したくない時は、ごはんにふりかけだけのことがある。」
「夏はそうめんだけでいい。」
などがあります。

今回はこれから迎える暑い夏を乗り切るための食事のポイント3つをお伝えします。
1、食事を抜くことは避けましょう
透析間の体重増加は食事量だけではなく、食塩と水分の摂り過ぎなどが原因の場合があります。
体重増加を減らすように言われたのが気になり、食事を抜いたり、食事量を急激に減らすと、栄養状態が悪くなり,筋肉量が減少し、体力低下につながってしまいます。
2、冷たいものや水分を摂りすぎない
 冷たい飲み物や冷菓を摂りすぎると体が冷えすぎて胃腸の調子が落ち、食欲も落ちることがあります。
また、水分を摂る時のコツはガブガブ飲まず、ゆっくり飲むことです。
3、食事内容にひと工夫(主食のみで済まさず、たんぱく質とビタミンを追加する)
・「ごはんにふりかけ」のみではなく、ツナマヨやそぼろなどの具を入れたおにぎりに。
  塩をつけずに焼きのりで巻くと塩分を減らせます。
 「そうめん」には鶏ささみのほぐしたものやツナ缶にきざみネギを添えてはどうでしょう。
 どれもスーパーやコンビニでも売られています。
・エネルギーをアツプするために料理の仕上げにオリーブ油やごま油をティースプーン1杯程度かけてみる。
・お酢やレモン汁、七味やこしょうなど香辛料、しょうが、にんにく、ねぎ、しそ、などの香味野菜をおかずにプラスすると食欲が出るかもしれません。


今から食事をしっかり食べことで、夏バテを予防して暑い時期を乗り越えましょう。

                                   栄養士




透析施設をお探しの方は、

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